株主総会の運営支援に携わり、
企業価値向上に資する役割を担う。

ディスクロージャー研究二部 研究課
2010年⼊社

円滑な総会運営につながる様々な支援業務を担当。
―これまでの歩みを教えてください。
学生時代に法学を専攻しており、法律に携われる仕事を探していました。そのような中で、司法関係とは一味違うアプローチで法律に携わることのできる当社のディスクロージャー研究職に惹かれ、入社を決意。以来、一貫して現在の部署で経験を積んできました。最初は一丁目一番地の任務である法定書類チェックからスタートし、年次を重ねて知識が増えていくのと同時に、部の業務領域も拡大。デスクワークだけでなく、お客様先を訪問してその年々の法改正や開示トレンドを説明するなど、仕事の幅を広げてきました。
―現在はどんな仕事に携わっていますか?
現在は、株主総会全般の開示や運営の支援業務をメインに担当しています。総会の議事運営に関わる式次第のシナリオ作成に始まり、株主総会招集通知や決議通知の作成支援や開示サポート、法令改正や開示基準の変更情報の収集・提供、他社事例や市場トレンドの分析、さらにお客様向けに勉強会やセミナーを開催するなど、円滑な総会運営につながる様々な支援業務に携わっています。

企業価値向上に貢献するやりがいや使命を感じて。
―やりがいはどんなところにあるのでしょうか?
会社にとって重要な株主総会の運営に携わることで、お客様と強い信頼関係が築けるのがやりがいの一つだと感じています。例えば総会を終えたあるお客様で、来期は機関設計(※)変更の開示が必要だという情報をキャッチしました。機関設計変更に伴う開示内容の変更は、経営の信頼性を担保する重要事項です。少しでも早い準備と対応が必要だと判断し、総会直後に速やかに資料を揃えて訪問しました。すると予想通り、お客様からその相談が。私たちがその場で資料を提示すると、迅速な対応に驚かれつつ大いに感謝されました。悩みをいち早く察知してお客様を支えられる。それが私たちの強みであり、信頼される所以です。
※機関設計:株式会社における意思決定を行う機関(組織)を設計すること。株主総会をはじめ取締役、取締役会、監査役、監査役会、会計監査人などの機関がある。
―情報開示は経営に様々な影響を与えるのですね。
「株主や投資家などに、情報開示を通して企業価値を正しく伝える。」、そこに貢献していることに意義を感じます。具体的には、法改正・市場動向などを踏まえ、お客様に重要な開示項目やその開示水準をアドバイスしたり、最新事例の分析や提案を行ったりしています。それが適切な情報開示につながり、市場での企業価値が向上すれば、資金調達など経営にも大きな影響を与えます。私たちの業務には、そうした役割を担う使命や醍醐味があると感じています。

部という“組織”が担う役割と向き合う。
―課長代理としてどんな役割を担っているのでしょう?
若手社員たちのコンディションや業務の進捗をマネジメントする役割を担っています。そうした中で、定期的にコミュニケーションを図り、悩みを語り合えるような場や環境を提案・整備・運用して、モチベーションを高める体制作りを進めています。若手育成は研究部の品質に直結します。そしてこの品質こそが当社のブランド価値と考えています。若手が働きやすい環境整備は、組織の重要なテーマです。
―今後の目標を教えてください
今期、AI活用による商品開発プロジェクトに参加しました。目指したのは「株主総会における質疑応答のための想定問答集」の商品化。営業など他部門のメンバーとワンチームで開発に取り組めたおかげで、組織が協働する価値を改めて実感できました。同時に、一人のプレイヤーとしてお客様に貢献するだけでなく、「ディスクロージャー研究部という組織」の視点から利益貢献の仕組みを考える必要性も感じました。今後、チームや組織を動かす経験をさらに重ね、やがてはマネジメント職に挑戦していきたいと考えています。
- 「ありのままの⾃分でいい」と思えたことは?
- 尊敬する先輩方の背中を見て様々なことを学び、また指導を受ける中で多くのことを吸収してきました。その結果、自分なりに考え、判断して行った仕事の数々が会社や自分の評価につながり、「自分が進む方向性は間違っていない」ことを実感できました。自分らしく頑張り、その努力が認められる。この会社にはそうした環境があると感じています。