製造現場の窓口として、
印刷すべてに責任を持つ。

生産管理部 生産管理一課
2015年⼊社

品質に責任を持って働く姿にあこがれて。
―当社に入社した理由を教えてください。
当社を知ったきっかけは、繁忙期の1か月間、刷り上がった印刷物を最終確認する派遣の仕事に携わったときのことでした。色味が合っているか、汚れはないかなどを見て、問題があれば社員に持っていく。そうした作業を行っていく中で、社員の方々が自社の製品の品質に責任を持ち、現場と連携しながら仕事に取り組む姿を見て、自分も同じように働けたらいいなと素直に思いました。そのため、「働いてみませんか」と誘われた瞬間、入社を決めました。
―入社してからこれまでの歩みを教えてください。
入社後、生産管理部に配属され、以来印刷の手配を担当しています。入社当初は部内の先輩と一緒に作業を行っていましたが、ある時、新規案件のスケジュール管理やその手配を一人で任されることに。この時に、営業や現場とやりとりをして、一から製造計画を立案し、協力会社への手配、進捗管理、製品確認までを行い、無事納品できたことが自身の成長の転機になりました。そしてその後、全案件の予定を組む業務を任されるまでに。現在は、その予定に基づいてメンバー皆で協力し合って、印刷の手配を進めています。

難解なパズルを解くやりがい。
―業務の中で難しさを感じるのはどんなところですか?
印刷物の製造には用紙選定から印刷、加工まで多くの工程があり、案件ごとに異なる仕様に合わせ、各工程をスムーズにつなぐ製造計画を立案する必要があります。そこに知恵を絞ることにいつも苦労しますが、難しい仕様ほどその難易度は高くなります。そんな中、自社工場や各協力会社工場のキャパシティを勘案しつつ、それぞれの製造現場と連携して各工程のパズルをつなぎ、お客様に満足していただける製品をお届けすることにやりがいを感じています。
―製造現場の窓口としても重要な役割を担っているそうですね。
はい。生産管理は製造現場の窓口となり、営業や制作部との間をつなぐ重要な部門です。お客様から営業を通じて案件の相談が来ると、どのように製造を進めるかを自社工場や協力工場と一緒に予定を立てたり。また、案件の仕様やデザインに印刷時のリスクが伴うと判断した時や印刷データに問題がある時は、制作部に伝えて修正してもらったり。印刷製造の専門的な目線から、当社の製品の品質を守り抜く役割を果たしています。

宝印刷の“高品質”に誇りを持って。
―どんな時に宝印刷の強みを感じますか?
作業において、必要に応じて私たち生産管理部が立ち会って、問題がないかを確認しているのが当社の強みの一つ。それによって、“高品質”な印刷物をお客様にお届けできていると実感しています。新規で外部の工場に製造協力を依頼する際、よく言われるのは「宝印刷さんは品質に厳しいですよね」という言葉。その言葉通り、品質に誇りを持って仕事をしています。
―現在の課題を教えてください。
当社では、今仕事量が順調に増えてきていますが、その一方で現在の製造キャパシティでは対応が厳しくなりつつあります。そのため、各協力工場から新しい機械を導入したという連絡が入れば見に行き、製造の現場の方と話して「この機械なら、難しい仕様で◯部まで刷れる」などと確認したりしています。また、同時に、新規の協力工場を探すことも推進しています。今後、製造体制を強化しつつ、自身も各種印刷物に対応してオールマイティな手配ができるようになりたいです。
- 「ありのままの⾃分でいい」と思えたことは?
- 生産管理でトラブルが発生した時はつい焦って対応してしまいがち。そんな時、上司から「一旦落ち着いて、きみらしく丁寧にやればいいから」と言っていただけると、安心して対応にあたることができます。無理に取り繕わず、自分らしさを大切にしていいのだと心から思える瞬間です。