トップメッセージ

株主の皆様には平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。
当期は2020年5月期を最終年度とする「新・中期経営計画2020」の1年目にあたります。この第2四半期までの業績だけではなく、計画達成に向けた取組み状況についてご理解賜りたく、私よりご説明申しあげます。

代表取締役社長
堆 誠一郎

「新・中期経営計画2020」達成に向けた事業基盤の強化に注力

2018年5月期第2四半期までの業績は、CGコードの影響による招集通知の翻訳増加や、株主総会運営における支援業務増加などの影響により、売上高8,793百万円(前年同四半期比2.2%増)、営業利益1,324百万円(同1.5%減)、経常利益1,390百万円(同0.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益948百万円(同1.4%減)とほぼ横ばいの業績となりました。

若干減益となっていますが、現時点において通期業績の見通しに修正はございません。下期におきましても、役職員一同計画達成に向けて取り組んでまいります。

  • 連結業績ハイライト

  • 配当

また、この期間の活動としては、主に「新・中期経営計画2020」達成に向けた下地づくりに取り組んでまいりました。

  1. 「X-Smart.」シリーズの 最新リリースが好評

    まず、昨年9月に開示書類作成支援システム「X-Smart.」のバージョンアップ版(HTML5版)をリリースしました。次世代への対応のみならず、利便性の向上も兼ね備えたものになっています。一方で決算早期化、働き方改革など、お客様にとっての開示業務の環境は、さらなるスピード、効率性、正確性が求められています。このソリューションとしてご案内している「X-Smart.Advance/Basic」は、すでに累計販売社数が2017年12月末現在で700社を超え、各種オプション機能もますます充実し、さらに利便性を向上させました。これらは短い販売期間で非常に多くのお客様にご評価いただいており、今後の業績拡大に貢献できるものになると考えております。

  2. 「TOKYO PRO Market 」にかかるJ-Adviser 資格を取得

    2つ目に、2017年11月に東京証券取引所が運営する株式市場「TOKYO PRO Market」にかかるJ-Adviser資格を取得しました。かかる業務を通じて、新しい企業成長支援に積極的に関与していきたいと考えております。

  3. 広がる「統合報告書」

    株式市場でのサステナブル投資の拡大を受け、統合報告書の発行企業が増えており、2017年12月末までの発行社数は400社を超える見通しです。子会社である株式会社ディスクロージャー&IR総合研究所では、ディスクロージャーとIRの唯一のシンクタンクとして、こうした発行状況、事例、傾向の調査分析をしています。現在、グループ連携も奏功しており、着実に受注が拡大しております。

下期に向けては、こうした取組み以外にも2017年8月の株主総会にて株主の皆様にご案内いたしました「ネットで招集」の販売拡大や、徐々に採用企業が増加しているBPO関連の販売拡大など、お客様に対して新しい価値をもたらすことができる提案を行ってまいります。

動画で「ネットで招集」を詳しくご紹介しています。

今後も外部環境は著しく変化するものと想定されます。こうした様々な取組みに挑戦し、株主の皆様の期待にお応えできるよう「新・中期経営計画2020」の達成に向けて邁進してまいります。

なお、配当につきましては、当期は中間配当25円、期末配当25円(予想)の年間50円を予定しています。

株主の皆様におかれましては、この株主通信や「SRコミュニティ」で当社の事業活動にご理解いただき、今後も末永いご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2018年1月