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教えて!経理部長!!やさしい業績報告 2018年5月期 第2四半期

こんにちは。宝子(たからこ)です。
新しい年も明けて、心機一転、頑張ります!

登場人物

  • 若松 宏明
    (わかまつ ひろあき)
    宝印刷(株)執行役員 経理部長
    大学卒業後、銀行マンとして営業や支店長、与信管理を経験し、2007年から宝印刷の経理部長を務める。趣味は読書、旅行、ドライブ。
    今年の抱負は、「人材育成」と「働き方改革」。「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」
  • 宝子(たからこ)
    昨年4月から宝印刷へ入社した新入社員。
    趣味は旅行と映画鑑賞。家族構成は父、母、姉、猫のポチ。
    今年の抱負は、「ビジネススキルを上げるため、毎日30分勉強するぞ!」。

目次

  1. 第2四半期の業績は?
  2. 統合報告書の発行が増えている

第2四半期の業績は?

若松部長、2018年が始まってから最初の「やさしい業績報告」です。
今年もよろしくお願いします!

宝子さんにレクチャーするようになって1年が経ちましたね。当時は入社前の学生だった宝子さんも今や立派な当社の社員。当社の業績動向の理解はもうバッチリかな?

若松部長のおかげでだいぶ理解できるようになりました!

では今年も張り切っていきましょう!今回は2017年11月で終わった第2四半期までの報告ですね。

2018年5月期第2四半期の連結業績(2017年6月1日~2017年11月30日)
2018年5月期第2四半期の連結業績

売上高は前期比2.2%増、利益は若干ですが減少したんですね。

はい。増収の要因は、金融商品取引法関連製品において目論見書の売上が増加したことや、IR関連製品において統合報告書やディスクロージャー誌の作成企業が増加したことが挙げられます。利益面はもうひとがんばりといったところでした。
当社は期初に「新・中期経営計画2020」を始動したのはもちろん覚えているよね?

はい、2018年5月期から2020年5月期までの3ヶ年で売上高191億円をめざしていますよね!

おっ!ちゃんと覚えているね。
1年目である当期は、通期で売上高155億円、当期純利益11億円を計画しており、この第2四半期の業績も踏まえて据え置きの方針です。当期純利益に関していえば、当第2四半期までで9億48百万円まで進捗しています。あと半年もあるんだったら11億円は余裕で達成できるんじゃないかと思われるかもしれませんが、昨年の第1四半期にもお話ししたように、当社の業績動向には特徴があるんだったよね、宝子さん?

2018年5月期の連結業績予想(2017年6月1日~2018年5月31日)
平成29年5月期の連結業績予想

はい!当社の業績は5月、6月に売上と利益が集中するという季節性があります。なぜなら当社のお客様である上場企業のうち、3月決算企業が7割を占めており、それらの株主総会招集通知、有価証券報告書、株主通信の売上がこの2ヶ月に集中するからです。この時期は当社でいえば第4四半期(3月~5月)、第1四半期(6月~8月)にあたりますね。
宝印刷の業績の特徴についてくわしくはこちら

その通り!よく理解しているね!さすが宝子さん!

やったー!ありがとうございます!

統合報告書の発行が増えている

話を少し戻すと、先ほど増収要因の中に「統合報告書」という言葉が出ましたが、宝子さんは統合報告書について結構勉強してきたみたいだね。

はい!統合報告書は業績などの「財務情報」と、環境やCSR、知的財産など数値では表現できない「非財務情報」を統合して示した報告書のことですよね。発行企業数は年々増えていて、直近では400社を超える見通しだそうです!(2017年12月末現在)
統合報告書についてくわしくはこちら

当社自身も2017年12月に統合報告書を発行したよね。
宝印刷の統合報告書はこちら

はい、株主の皆様にもぜひ見ていただきたいです!実物の若松部長の写真が載ってますよ!(笑)

おさらい

  • 第2四半期の業績は前期からほぼ横ばいで、計画通り進捗している。
  • 当社の業績は第1四半期に売上・利益が集中するという季節性がある。
  • 統合報告書を発行する企業が年々増えており、直近で400社を超える見通し。当社も2017年12月に統合報告書を発行した。

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