若松部長、2018年が始まってから最初の「やさしい業績報告」です。
今年もよろしくお願いします!
宝子さんにレクチャーするようになって1年が経ちましたね。当時は入社前の学生だった宝子さんも今や立派な当社の社員。当社の業績動向の理解はもうバッチリかな?
若松部長のおかげでだいぶ理解できるようになりました!
では今年も張り切っていきましょう!今回は2017年11月で終わった第2四半期までの報告ですね。
売上高は前期比2.2%増、利益は若干ですが減少したんですね。
はい。増収の要因は、金融商品取引法関連製品において目論見書の売上が増加したことや、IR関連製品において統合報告書やディスクロージャー誌の作成企業が増加したことが挙げられます。利益面はもうひとがんばりといったところでした。
当社は期初に「新・中期経営計画2020」を始動したのはもちろん覚えているよね?
はい、2018年5月期から2020年5月期までの3ヶ年で売上高191億円をめざしていますよね!
おっ!ちゃんと覚えているね。
1年目である当期は、通期で売上高155億円、当期純利益11億円を計画しており、この第2四半期の業績も踏まえて据え置きの方針です。当期純利益に関していえば、当第2四半期までで9億48百万円まで進捗しています。あと半年もあるんだったら11億円は余裕で達成できるんじゃないかと思われるかもしれませんが、昨年の第1四半期にもお話ししたように、当社の業績動向には特徴があるんだったよね、宝子さん?
はい!当社の業績は5月、6月に売上と利益が集中するという季節性があります。なぜなら当社のお客様である上場企業のうち、3月決算企業が7割を占めており、それらの株主総会招集通知、有価証券報告書、株主通信の売上がこの2ヶ月に集中するからです。この時期は当社でいえば第4四半期(3月~5月)、第1四半期(6月~8月)にあたりますね。
宝印刷の業績の特徴についてくわしくはこちら
その通り!よく理解しているね!さすが宝子さん!
やったー!ありがとうございます!
話を少し戻すと、先ほど増収要因の中に「統合報告書」という言葉が出ましたが、宝子さんは統合報告書について結構勉強してきたみたいだね。
はい!統合報告書は業績などの「財務情報」と、環境やCSR、知的財産など数値では表現できない「非財務情報」を統合して示した報告書のことですよね。発行企業数は年々増えていて、直近では400社を超える見通しだそうです!(2017年12月末現在)
統合報告書についてくわしくはこちら
当社自身も2017年12月に統合報告書を発行したよね。
宝印刷の統合報告書はこちら
はい、株主の皆様にもぜひ見ていただきたいです!実物の若松部長の写真が載ってますよ!(笑)
「教えて!経理部長!!やさしい業績報告」