2018年5月期の業績は・・・?
宝子さん、こんにちは。7月より経理部長になりました秋庭です。今回から私が宝子さんにしっかりと当社の業績について解説します。
最近まで営業部門にいたこともあって、つい営業に肩入れした見方をしてしまいそうなので、努めて中立目線でいこうと思います。
はいっ!がんばりますっ!よろしくお願いします!
ではまず、2018年5月期の業績はどうだったか答えてみてください。
はい!
2018年5月期の業績は、昨年発表しました「新・中期経営計画2020」の1年目の計画に対してROEがわずかに及ばなかったものの、増収増益で着地、売上高は過去最高となりました。
その通り!通期では、 金融商品取引法関連製品、会社法関連製品、IR関連製品、その他製品から成る当社の4つの製品区分すべてで増収増益でした。第3四半期では会社法関連製品とその他製品が減収でしたよね。増収になった要因はなんですか?
えっ?!えっと…お客様が増えたからでしょうか…?
それもあるけどそれだけじゃない。当社の売上の多くを占める3月決算の上場会社の株主総会招集通知は6月に発送されることが多く、それに応じて当社の売上も第1四半期(6~8月)に計上されるのは分かっていますね?
はい、3月決算の上場会社のお客様には6月に納品することが多いです。
しかしここ数年、上場会社の株主総会の開催日が早期化傾向にあり、招集通知が株主の皆様へ届く時期も年々早まっているんだ。そうなると当社からお客様への納品時期も5月に早まるわけで、結果、売上の一部が前年の第4四半期(3月~5月)に前倒しで計上されたというわけです。
なるほど、招集通知の発送が早まっているのは、株主の皆様に総会の議案を十分に検討していただく時間を確保したいというお客様の思いがあるからですよね。ここにもお客様のニーズの変化があるのですね。
そう。それ以外にも、以前から話題に出ているコーポレート・ガバナンスコードの適用により各企業が株主との対話姿勢強化のための様々な取り組みを進めていることや、働き方改革が浸透してきている中で、業務効率化を図る企業が拡大していることなどから、当社サービスへのニーズが高まってきていると感じています。今回の業績はそのような環境の中で、顧客ニーズに即したご提案が結びついた結果であり、まさに営業努力によるものです!
私も営業担当の一人として嬉しく思います!